リーンITとは TPS(トヨタ生産方式)をベースに、サービス分野においてフレームワーク化された「リーン」の考え方や手法がIT分野に展開されたものです。最近注目されているアジャイルやDevOpsでも「リーン」がそのベースとなっています。 |
日本クイントでは、リーンITの研修とコンサルティングを提供しております。
この度、新たなコース「リーンITカイゼン」コースのリリースに先立ち、これまでも『リーンな人、リーンな組織』をキーワードに人材育成に取り組まれてきたSCSK株式会社様にパイロット研修にご協力いただきました。基礎コースである「リーンITファンデーション」を受講された皆さんの中でも、積極的に現場をより良くしたい!という想いの強い『リーンな人』が集まり、3日間受講していただきました。
→ ファンデーション・コースでは、広く浅くリーンITの考え方やキーワードを学習しましたが、今回のカイゼン・コースでは、その中のDMAICについてゆっくり現場の事例を元に手法の使い方を確認し理解しながら進めることができたので実践的でよかったと思います。例えば1年後に各自がカイゼンした事例と共にフォローアップ研修などしてもらえると、更に理解が深まるのではないかなと思います。
→ 日々発生する問題に対するカイゼン手法を一通り体験することができ、非常に有意義な3日間でした。A3手法やSIPOCは見える化して他社と意見や事実を共有しやすくとてもよいなと感じました。業務にすぐに役立つと感じましたし、実際、早速業務で実践していきたいと思います!
→ 何気無い「なぜ」という言葉が重要で、それを繰り返して真因に近づいていくことにより、重要度が増していくことを、演習を通して再認識することができました。メンバーにも教えやすい、現場に即した例ができてよかったです。
→ 実際に現場でも取り入れやすそうだと思いました。
「なぜなぜ5回」と「ソリューション・マトリックス」を駆使するチームA
→ やはりマインドセットに尽きるなぁと感じました。マインドセットが無ければ、ツールや手法を活かせないので。そして、マインドセットを教えるのは難しいと日々感じています。逆に言えば、マインドセットがあれば、ツールや手法は本当に活かせて効果を発揮できることも今回の演習で感じました。
→ 最後になって、自分が取り組んでいる改善プロジェクトが、気付けば学んだとおりにほぼ動いており、カイゼン憲章をささっと埋められて感動しました。「A3」も埋めてみたいと思います!
→ 特に「クネビンモデル」は今回初めて聞いた考え方で、現場でも使えるなと感じました。
「マルチボーティング」手法をどんどん応用して、問題解決策を絞り込むチームB
→ 私はIT系ではなく、業務系の職場に所属していますが、今回の研修は具体的で役に立つので、ファンデーションと併せて是非、課の全員が受講した方が良いと感じました。
→ 自身の担当している業務をメンバーと共にカイゼンしてくれると期待しています。
→ カイゼン活動は運用担当者単独でできるものは少ないと思うので、サービスマネージャと連携し(サービスマネージャが「カイゼンリード」として指揮をとり)カイゼン活動を行っていくと進みやすいのではないかと考えます。
→ もちろん、現場のメンバー(担当者)一人一人がカイゼンの考え方や今回学んだ手法を使いこなすことで、様々な効果が期待できると思うので、メンバーは全員勉強するべきだと思います。そして、それを受け止める器としてのミドルマネジメントにも理解しておいてもらうと、カイゼン活動がスムーズに進み、更なる効果が発揮できると思います。
→ 管理者(マネージャ)がカイゼン活動を理解し、適切な指示ができるようになると、現場で発生している問題を場当たり的に処理してしまうのではなく、カイゼン活動を継続的に推進し、成長し続ける組織になっていくことができると考えます。
→ 部のトップがカイゼン活動の必要性を意識することで、部の取り組みや問題に姿勢がより良く変わっていくと思います。
→ カイゼン活動を推進するには、部長の理解は元より、役員クラスの理解を得ることで会社全体として進めやすくなると考えます。
ご参考:SCSK様のITSM&リーンITによる人材と組織の強化の取り組み
同社のリーンITファンデーションも活用した人と組織を強化する取り組みについてのインタビュー記事はこちら。
より詳しい情報はinfo_japan@quintgroup.comまでお問い合わせください。