Q
Back

【ITIL® 4 最新情報】資格体系が発表されました

AXELOS社より、ITIL®の最新バージョン「ITIL 4」についての情報のリリースが開始されました。

https://www.axelos.com/itil-update

※このAXELOSサイトは常にITIL4についての最新頁を参照するように設定されているため、
  新しい情報が掲載された場合には、内容が変更となります。
 あらかじめご了承ください。

第一弾は、資格スキームです。

現行のITIL® 2011 editionの内容をある程度踏襲しながらも、新しい情報がかなり追加されてフレームワークとしてのカバー範囲も拡大されました。

それに伴い、資格体系には大幅な見直しがかけられました。

その基本姿勢は以下とのことです。

  • なるべくシンプルな資格体系にする(2011 editionにおける英語の資格は、非常に複雑でした。)
  • 2011 editionには無い、全く新しい内容については、新しい資格を作る(絵の「ITIL Strategic Leader」)

ITIL 4 Certifiation Scheme

<※本画像は、AXELOS社の資格体系の図を元に弊社が作成したものです。>

以下、今回発表された内容について概略でご紹介します。

◆ 各資格のリリース時期

  • ITIL 4 ファンデーションのリリースは2019年Q1(2019年1~3月)を予定
  • その他のレベルは2019年下期(2019年7~12月)を予定

◆ メインの資格は大きく4種類

  • ITIL Foundation
  • ITIL Managing Professional (MP) 「ITプロジェクトやチーム、ワークフローを成功裏に進めるための実践的で技術的な知識を提供する」モジュールだとされています。MPになるには、以下の2パターンの方法があります。

    A. ITIL 4 ファンデーション合格後、以下の4つの資格を取得する

    • ITIL Specialist : Create, Deliver & Support
    • ITIL Specialist : Drive Stakeholder Value
    • ITIL Specialist : High Velocity IT
    • ITIL Strategist : Direct, Plan & Improve

    B. 現行のITILエキスパート資格から移行する

    • 前提:ITIL V3 か 2011 edition のエキスパート資格を持っていること
    • 「Managing Professional (MP) Transition」試験に合格する
  • ITIL Strategic Leader (SL) 「IT運用だけでなく、ITがいかにビジネス戦略に影響を与え、方向性を指し示すかについて明確に理解し、説明できるようになる」モジュールだとされています。SLになるには、以下の方法があります。

     A. ITIL 4 のファンデーション合格後、以下の2つの資格を取得する

    • ITIL Strategist : Direct, Plan & Improve
    • ITIL Leader : Digital & IT Strategy
  • ITIL Master 資格についての説明はありませんが、現行の資格から鑑みるに、ITIL 4 についての総合的な知識と実践力があることを証明する資格である、と言えます。ITIL Masterになるには、MPとSLの両方の資格を保有することが必要です。

    なお、「ITIL Strategist : Direct, Plan & Improve」は1度取得するだけで大丈夫です。

◆ 既存の資格からの移行について

  • ファンデーションレベルの差分移行はありません 現行のITILの内容から大幅に情報が追加されたので、以前ITIL V2からV3へ資格を移行した時のようなブリッジ試験は今回は提供されない、とのことです。
  • インターミディエイトレベルの各資格からの移行はありません
  • 差分移行があるのは、エキスパートからMPのみです インターミディエイトレベルで17クレジット保有している場合は、絵の左上にある「Managing Professional (MP) Transition」でMP資格に移行するというルートが用意されています。日本語で資格取得されている場合、そのほとんどがエキスパート資格取得者です。
  • 既存資格からSLへの移行はありません 現行のITIL資格には、「ITIL Strategic Leader (SL)」に相当するものはありませんので、移行はありません。
  • 既存資格からマスターへの移行はありません

今後も新しい情報が発表されるたびに、情報発信をしてまいります。

ご質問やご指摘がありましたら、info_japan@quintgroup.comまでご連絡ください。